丸森町耕野地区でメガソーラー計画地などを見学しました。
耕野の自然と未来を守る会でメガソーラー反対運動をされている義高さんにお話を伺いました。計画の危険性や、声を上げて止めていくことの重要性を改めて感じました。
花崗岩が劣化してできた真砂土が土壌を成しています。少し力を加えるだけで、崩れてしまう一方、保水力が大きいです。
岩石の状態で転がると、周りの土を巻き込んで巨大化することがあります。
令和元年台風19号による洪水、土砂崩れの被害が残る中、災害の危険性を高める計画がが実行されそうになっています。
今回の計画では、大規模な調整池が建設されます。これは森林伐採によって失
われる
山の保水力をカバーするためのものですが、大雨で池があふれ(そうになっ)た際の水の放流先は、小さな沢や、避難経路脇の側溝です。
多いと数トンの水が流れてしまいます。あまりに危険です。
耕野地区には除染土の仮置き場もあります。
原発事故で自主避難を強いられた人も多く、住民の手を離れた森林の乱開発が進みました。
数年前まで線量が高かったそうです。
原発事故後にできたFIT法が、メガソーラーを推進してしまっているのも問題です。
今回の計画(仙南プロジェクト、丸森プロジェクト)とは別の事業者が、既に耕野地区にメガソーラーを建てています。
有害物質を含む廃棄物が不法投棄されています。逮捕者も出ていますが、いまだに処理され
ていません。
参考↓
既設のメガソーラーの工事中に、かれてしまった井戸。
耕野地区ではほぼ全戸が井戸水で生活しています。生活、命に関わる水です。かれたものは戻ってきません。今回の計画でも同様のことが起こり得ます。
事業者からは、因果関係の証明ができなければ補償はしないと突き放されています。
粗野でずさんで、人命や、人々とともにある自然をあまりに軽視した計画です。
原発、メガソーラー、被害を地方にを押し付け不可視化する構造が同じです。
人々の命がかかっています。
反対運動がなければ、計画はどんどん進められてしまいます。
一緒に反対の声をあげてください。
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