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【声明】入管法改定案再提出に強く反対します【気候変動と難民問題】


私たちFridays For Future Sendai(以下FFF仙台)は、仙台からグローバルな環境破壊や気候変動、それに伴う人権侵害に対して取り組む団体です。Fridays For Future(未来のための金曜日)は、世界7500以上の都市で活動しており、FFF仙台は宮城県内の高校生や大学生、若い社会人が中心に活動をしています。


このたび、2021 年に廃案になった入管法改定案が、ほぼ同じ内容で通常国会に提出されるとの報道がありました。私たちは、この法案再提出に強く反対します。


この法案には以下のような問題点があります。


・低い難民認定率を改善しないまま、難民申請者を強制送還できる仕組みを設ける。

・難民など帰国できない事情がある人に帰国を命じ、従わないと処罰する。

・在留資格のない外国人に対する無期限・長期収容の制度を維持する。

・新設の監理措置制度で、収容から解放された人への監視を強める。就労を禁止された対象者に生活保障を行わない。

・在留資格のない人への在留特別許可による救済を、狭める。


入管法の問題点、今回の法改正の問題については、今回のアクションの共催団体である仙台POSSEのHPをご参照ください。



 気候変動、環境破壊の問題と難民問題は切っても切り離せません。いまや、世界の人々の難民化の最大の要因は気候変動です。国内避難監視センター(IDMC、ジュネーブ)によると、地球温暖化に伴う異常気象で住まいを追われる「気候難民」は2020年に3070万人生まれ、紛争などによる難民980万人の3倍にのぼりました。ここ10年の平均では毎分約40人の人が「気候難民」になることを余儀なくされています。「気候難民」は、2050年までに2億人を超すとの試算もあります。


「気候難民」は難民に関する国際協定上では難民として認められていないため、あまり実態が分かっていません。しかし、日本で多く難民申請をしているアジアの「途上国」の人々は、気候変動の影響も大きく受けていると考えられます。


 

日本は、歴史的にアジア各地の森林の伐採や鉱物の採掘などを行い、現地のコミュニティを破壊するのと同時に、環境破壊、二酸化炭素の大量排出などで気候変動に大きく加担してきました。人々が難民となる原因をつくりながら、一方で難民の受け入れを拒んでおり、その上難民を犯罪者化しようとしているのです。


 気候変動を進める社会を乗り越えるために、私たちがなすべきことはたくさんあります。FFFは現在、グローバルサウスで露骨に現れる大規模な環境破壊を止めようと行動しています。しかし、今後気候変動の影響でアジアを中心に多くの人が住む場所を奪われてしまうという問題は避けられません。


私たちは、気候変動の影響や国家による弾圧などで難民になった人々に対して、日本国籍ではないというだけで人権をないがしろにするような社会であってほしくありません。国籍を問わず誰もが生存を保障される社会を作っていくことが必要です。難民へのいっそうの人権侵害を許してしまう入管法改定を廃案にし、、難民の受け入れ拡大について議論すべきです。


移民正義は気候正義と密接に結びついています。2月23日は一緒に声を上げましょう!



〈2・23入管法改悪反対!!全国一斉アクション in仙台〉


日時:2023年2月23日(木・祝)

   15:30集合・集会 (16:00デモ出発)

集合:勾当台公園市民広場


主催:入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合

共催:入管問題の解決を目指す全国市民連合、NPO法人POSSE仙台支部、Fridays For Future Sendai、弁護士有志


当日は、共催団体の若者を中心に、多くの人が集まると予想しています!

デモやアクションに参加したことがない人も、お気軽にご参加ください!



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