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#気候危機COP27 ~日本とエジプトから、環境破壊企業・政府を告発する~ FFF仙台からのスピーチ







11月12日にFFFJapanが主催したオンラインイベント「# 気候危機COP27 ~日本とエジプトから、環境破壊企業・政府を告発する~」での、FFF仙台メンバーのスピーチを紹介します!

写真は、11日に住友商事東北株式会社前で行った # StopSumitomo アクションです。

当日のアーカイブ映像は、後程公開されます。


及川琴羽(おいかわことは) / 高校1 年

これからお話するのは、皆さんのよく知る日本の企業についてです。今年の6 月、私はfff 仙台の気候変動に関する学習会に参加しました。そこで知ったのは、これまで授業で習って きた気候変動問題とは全く異なるものでした。それまで私は、地球温暖化はみんなの問題で 皆が節電節水を心がけるエコな生活をすれば解決するものだと思っていました。また、JICAは途上国に対して国際協力を行うよいものだと思っていました。

しかし気候変動には明確な加害者がいたのです。日本を代表する大企業の住友商事もそのひとつです。彼らは、利益を得るためなら人殺しをも躊躇いません。JICA も同じです。彼らは バングラデシュに石炭火力発電を建設するために現地の2 万人から住居と職を奪いました。 それらに対する十分な補償はされていません。また、彼らが建設した石炭火力発電所は、日 本では法律的に禁止されているレベルの汚染物質を排出し、大気汚染をもたらします。実際 に稼働することで、1万4千人の命が奪われると言われています。 彼らは、会社の利益をあげやすい、つまり環境破壊をしやすい国を選んでいるのです。


様々なところでSDGs の文字を見かける今、積極的に石炭火力発電所を建設する意味が分 かりません。しかし彼らは日本政府の方針のもと、と言いこれらを行っています。 いくら私達がエコな生活をしようが、直接の加害者を正さなければ地球温暖化は進む一方で す。今私達は、住友商事のやっていることを、皆に知って貰うことで、資金を出す人を減らす活動をしています。今こそ住友商事、JICA にマタバリ石炭火力発電事業をやめさせま しょう!


佐藤ひより(さとうひより)/ 大学1年



11 月6日からCOP 27 が開催されています。COP はこれまで26 回開催されましたが、環境問題は実際には何も解決されていません。日本のような先進国に住む人は、直接影響を受けることが少ないから、危機感がなく、気候変動の問題は別の世界のことだと考えてしま います。しかし、気づかない内にも、見て見ぬふり、気づかないようにしているふりをして いる内にも深刻な被害を受けている国があります。


気候変動について話をすると、 よく、 科学技術がどうにかしてくれる、という意見を聞きます。しかし画期的な科学技術を導入すればすぐに解決されるといった、 単純な問題ではないです。使う人や使い方を誤れば、間違った方向に進んでしまい、解決されません。 なぜなら、その科学技術が利益のために存在するならば、環境破壊も環境汚染も不公正な 関係の構築も繰り返すからです。しかし、今は利益を重要視する考えが広く普及して、 企 業の利益追求が力を持ってしまっています。 利益より命や環境を重要視する考えが当たり前にならないと科学技術は環境を守ること ではなく、壊すことに使われてしまいます。だから、命や環境を重視する考えを持つ人が集 まって行動して、この考え方を変える必要があります。


昨日私たちは、バングラデッシュのマタバリ石炭火力発電所の建設をやめさせるために住友 商事東北株式会社の前でスタンディングをしました。昨日は5 人でのスタンディングでした。昨日実際にスタンディングをして感じたことは、 企業にダメージを与えるには地球環 境のことも途上国のことも自分事だと深く考えて行動に移せる人が沢山必要だということです。実際に行動に移すことの必要性を感じられました。行動する人が少ないと環境破壊は止まりません。関心を持っている人は、 実際に行動に移しましょう。

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