〈活動報告〉市民電力「きらきら発電」視察 2021.04.25
- fffsendai
- 2021年4月29日
- 読了時間: 2分
市民電力という言葉を聞いたことはありますか?
市民がお金を出し合って、市民で管理する発電のことを指します。
今回は、NPO法人 きらきら発電・市民共同発電所 が運営し、
仙台市若林区井戸宅地にある第1号発電所 井土浜発電所 を訪れ、
代表の水戸部さんにお話を伺いました。
市民電力の現場に行くのは初めてのことでした。

海岸から1kmに位置する太陽光発電、周りは10年前の東日本大震災の爪痕が残っていました。 震災後に一時期帰宅困難地域に指定された場所です。
被害を受けた地域の利用と、原発によらないエネルギーを市民の手で作るという観点で作られたそうです。
なぜ市民電力を立ち上げるのか、その理念を話せば多くの人が賛同してくれて、お金もすぐに集まったそうです。そして利益は地域の福祉や次の市民電力の太陽光発電の新設に使うとのことです。
水戸部さんはエネルギー関係の専門家ではありません。「やろうと思えばできる」という水戸部さんの言葉が印象的です。

震災を経て、エネルギー問題を考えざるを得ない状況になり、市民が手探りで作ったきらきら発電。このようなエネルギーの在り方は私たちの希望です。大企業によらなくても、市民が資金、知識、技能を提供し合うことで、できることが証明されています。

火力、原子力、パーム、メガソーラーを批判すると、じゃあどうやってエネルギーを作るのかという疑問が出てきます。環境に配慮した市民電力の拡大が重要です。
自然、土地への関わり方が企業による発電とは根本的に異なります。
きらきら発電の周りには池や畑、花壇、腰掛があり、多くの人の集いの場にできるようになっています。水戸部さんも仕事終わりにちょくちょく様子に見に来るとのことです。

有害物質をばらまき、環境を破壊する発電と違い、そこには「愛」がありました。
電力という<コモン>をいかに市民の手に取り戻すか。メガソーラーやパーム油などの悪質な発電と闘う私たちが直面する大きな課題です。

きらきら発電のような電力の「<市民>営化」は、地域社会を様々な観点で豊かにする、よりよい社会の在り方を社会に示してくれます。
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