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【緊急開催!住民説明会】環境を破壊し、周辺住民の生存を脅かすメガソーラー建設を強行しようとする事業者に抗議

更新日:2021年12月17日

宮城県丸森町耕野地区の仙南プロジェクトの「工事開始」の説明会が12月18日(土)18:00~20:00の時間に宮城県白石市文化体育活動センター・ホワイトキューブにて開催されます。

地域住民は工事に対して全く同意していない中でのいきなりの「工事開始」の説明会です。

12/1の区長会に突如事業者(*1)が現れ、工事の説明会を行うと伝えてきました。住民がまずは井戸水の調査に関する要求に文書で答えるように指摘しても、説明会で回答すると一方的に伝えました。その上、説明会の通知は地区内一部の人には届いていませんでした。

当日はFFF仙台のメンバーも参加して抗議すると同時に、インスタライブとZOOMで配信を行います。

説明会までの経緯を改めて振り返ります。




メガソーラー計画の問題点と私たちの運動


私たちは、住民の方々と一緒に問題を発信し、抗議をしてきました。



法律は守ってくれない


環境を破壊し、周辺住民を危険にさらす開発を規制する法律はいくつかありますが、それらをもってしても開発を止めることはできません。

(1)環境アセスメント…環境保護と聞いて環境アセスメントを連想する人は多いのではないでしょうか。しかし、アセスメントは工事前に環境への影響を調査させる「手続き」であり、アセスメントを通じて工事を止めることはできません。


(2)森林法…森林破壊によって地域住民に悪影響がでないように、一定面積以上の開発の際に、県が災害を誘発する開発計画に対しては、許可を出さないことになっています 。大学教員などの有識者によって構成される審議会が開催されましたが、水害や土砂災害の危険性についてはほぼ全く議論されないままに開発が許可されてしまいました。


 このような状況が全国に広がっています。再生可能エネルギー施設をめぐる地域トラブル等について、「過去に発生していたが、現在は発生していない」(195 団体)、「現在発生している」(154 団体)を合わせて1372の回答自治体の25%に達しており、多くの自治体でメガソーラーを含め、再生可能エネルギーの工事をめぐってトラブルが起きているのです(*2)。しかし、住民運動が工事を止めた事例は数少ないのが現状です(*3)。

 既存の制度が環境・住民のことを全く守らない状況で、工事を止めるには私たちの運動が企業に圧力をかけられるかにかかっています。



井戸水の調査をせずに工事強行を図る事業者


 住民たちは井戸水の安全を求めるという点で闘っています。

 森林伐採による井戸の枯渇が懸念されます。耕野地区には別の企業が作った4.6haのメガソーラーがあり(現在計画されているもの=60haの約13分の1の大きさ)、その影響で井戸が枯渇してしまった世帯が2つあります。耕野地区では、ほぼ全戸が井戸水で生活しているため、井戸の枯渇は甚大な被害なのです。

 ひとたび井戸水が枯渇してしまえば、耕野地区の人々の生活は大きく変容してしまいます。地下水脈は極めて複雑で、上の事例のように、少しの工事で水脈が乱されてしまいます。


 住民らは事業者に対して、耕野地区の全戸256戸の井戸の水量、水質の調査を求めているにもかかわらず、事業者はわずか60戸の「調査同意」を得たのみであり、工事を強行しようとしています。

 事業者は、もし井戸が枯渇ないし水質が悪化したとしても、

(1)給水車による水の供給

(2)新しい井戸を掘削する

という対応をするとしています。事前に井戸水に問題が発生することを予防する気が全くないのです。

 山の水で生活していた人たちが、なぜ事業者の都合で給水車によって外から運ばれてくる水を使わなければならないのか。新しい井戸を掘削すると言っても、本当に安全な水が供給される井戸が山を破壊した後に掘削できるかどうかは定かではありません。賠償で解決する話ではありません。工事をやめる以外に井戸水を確実に守る方法はないのです。



工事を急ぐ事業者


 事業者はかなり焦っています。早く工事を始めないと、国の制度であるFIT法の認定が取り消されてしまうからです。FIT法で認定が取り消されると電気を高く売ることができなくなるのです。

 事業者にとって耕野地区の人々の生活などどうでもよく、早く工事を始めて高い価格で電気を売ることが目的です。



耕野地区だけの問題ではない

 

 事業者の住民らへの極めて不誠実です。なぜここまで不誠実なのか。それは耕野地区に住む住民の反対運動さえあしらうことができれば、工事を進めることができると思っているからです。

 このようなメガソーラー建設を許していては、日本の地方が次々に破壊されていきます。今年の7月には静岡県熱海市で26名の死者を出す土砂災害が発生しました(*4)。地球温暖化による豪雨の規模が大きくなっていることが大きな要因ですが、木を伐採して山の形を変えるような盛り土を行っていたことも要因として挙げられています。耕野地区で行われようとしているのはまさに同じことであり、全国でも同様の事例が多く見られます。

 今は事業者が好き放題に日本中の山を破壊できてしまっています。地域住民の意向を無視して環境を破壊するような工事を地域住民だけでなく、私たちFFFのような若者、他の地域の人も連携して事業者に圧力をかけ、工事をやめさせる。このような経験を作っていくことが環境破壊を止めていくために必要です。耕野地区でのメガソーラー建設を止めることはその第一歩です。

 全国からこの問題が注目されているということ示すため、事業者に圧力をかけるためにも、全国からの多くの参加者をお待ちしています。

(当日はZOOMの画面を会場に投影する予定です。)



*1株式会社ライズアップ(https://r-up.jp/)、株式会社オオバ(http://www.k-ohba.co.jp/)、株式会社東京産業(https://www.tscom.co.jp/)、RSアセットマネジメント(https://www.rs-asset.co.jp/corporate_profile/)などの事業者らが連携して事業を進めようとしている。

*2 山下紀明(2020)「太陽光発電の規制に関する条例の現状と特徴」環境エネルギー政策研究所 研 究報告

*3 運動によって工事を止めた事例としては、

長野県富士見市(参考:山下紀明(2018)「地域で太陽光発電を進めるために地域トラブル事例から学ぶ」科学Vol88,No10,1015-1022)、

などの計画が挙げられる。

*4「熱海土石流 新たに1遺体発見で死者26人に2人不明」2021年8月9日 テレ朝ニュース(https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000227100.html


 
 
 

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